【点群データ活用事例】 ONthe UMEDAで3D計測を行い、店舗をデジタル上で再現

 ONthe法人会員の株式会社キャディアンが建設業界で注目されている3Dレーザースキャナーを用いて、ONthe UMEDAの店舗をデジタル上で忠実に再現しました。ONthe UMEDAと株式会社キャディアンがチームを組んで、建設業界で話題の技術の活用を試みています。

 今回のように、ONtheでは、会員様とのコラボレーションを通じて、新たなイノベーションを取り入れています。

3Dレーザースキャナーとは?

 3Dレーザースキャナーとは、位置情報などを持った点の群れである点群データを取得するための機材です。
その点一つひとつは、XYZの位置情報や撮影時に取得した色の情報を持っています。そういった点が何億と集まって点群データになります。

 3Dレーザースキャナーは、適切な場所に設置して、各種の設定した後はスタートボタンを押すだけで計測できるので、データが効率よく取得できます。従来の計測では、膨大な手間と時間がかかっていた斜面や複雑な構造物なども3Dレーザースキャナーを使用すると大幅に計測時間を短縮でき、安全・迅速に対象の形状を計測することが可能です。

ONthe UMEDAで3D計測をしました!

 3月1日にON the UMEDAの室内の点群データを計測しました。計測した点群データは、一見すると壁などに見えますが、細かい点の集合体となります。

ONthe 入り口の点群データ

 計測した点群データは、デジタル上で室内の様子を隅々まで確認できる他、様々な使い道があります。このデータをご覧になりたい方は、下記へご連絡ください。

株式会社キャディアン 大阪本店
担当者 空間計測グループ 髙安
〒530-0011 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB27階
TEL:06-6375-8048
MAIL: c-info@cadian21.com
HP :http://www.cadian.jp

点群データの活用方法

点群データ内で寸法測定
 これまで寸法を測定する際は、現場に出向いて専用の機械で一点一点対象の長さを測ったりメジャーテープで測定していました。
 これらは移動や作業にとても時間がかかりますし、追加で寸法を知りたい箇所が出てきたらまたその場所に出向いて測ったりと手間がかかっていました。
また場所によっては、危険性が高かったり、狭所での作業を強いられるケースもあります。

 点群データは点と点の距離を測定することで、データ範囲内なら好きなタイミングでどこでも現況そのままの寸法を計測することができます。
 キャディアンで所有している3Dレーザースキャナーは、高い精度で点群データを計測可能な機種ですので、精密さを求められる現場にも対応できます。

ギャラリーの寸法測定

ウォークスルー動画作成
 点群データからVRのような視点で対象物の紹介動画を作ることができます。実際に人が歩いているような視点や俯瞰した視点での動画は、対象物を臨場感たっぷりに紹介できます。このような動画は、移動ルートの案内や、店舗環境のPR・映像作品の素材としても活用いただけます。

3Dモデルを設置
 点群データに3Dモデルを配置することによって、店舗レイアウトの変更を検討することができます。
今までは写真や紙資料で確認するしかなかった変更後のレイアウトを、だれが見てもわかりやすい表現で説明することが可能となります。
点群データや3Dモデルは、「天井」「壁」「家具」等にカテゴリー分けをすることもできるので、様々な表現が可能です。

3Dモデル

 上記の詳細やその他の活用方法については、キャディアンまでお問い合わせください。

株式会社キャディアン 大阪本店
担当者 空間計測グループ 髙安
〒530-0011 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB27階
TEL:06-6375-8048
MAIL: c-info@cadian21.com
HP :http://www.cadian.jp