Web面接のマナーと注意点
新型コロナウイルスの感染拡大予防の影響で、テレワークが一気に普及しました。それに伴い、会議や打ち合わせ、面接も対面ではなく離れた場所でオンラインで実施する企業が増えています。就職や転職の際など、今後はWeb上で面接を行う機会も増えていくでしょう。しかし、いざWeb面接と言われても「何を準備すればいいのか?」と迷う人も多いのではないでしょうか。また、Web面接ならではの注意点やマナーもあります。
Web面接で失敗しないためにも、しっかりとポイントをチェックしておきましょう。
Contents
Web面接のマナー
服装や言葉遣いなど、社会人として最低限必要なビジネスマナーは、対面でもWeb面接でもそれほど変わりません。パソコンやネット回線など、オンラインでしか使わないものを扱う際に新たに注意が必要になってきます。面接官に悪い印象を与えてしまわないように、必ず押さえておきましょう。
時間に余裕をもってスタンバイする
実際に会場へ面接に行くときは、少し時間に余裕をもって早めに到着するように家を出ると思います。Web面接では道に迷う心配はないと思いますが、同じように早めに準備してスタンバイしておきましょう。筆者も経験がありますが、開始時間の直前で接続しようとしてもネット回線が不安定だったり、パソコンの動作が重かったりすると、約束の時間を過ぎてしまいます。ネット回線やパソコンなど、機材のトラブルでも印象は悪くなってしまいます。最低でも、Web面接開始時間の10分前にはログインできる状態で待機しておきましょう。
身だしなみを整える
Web面接だと服装はどうしたらのか迷う方が多いようですが、これも対面での面接と同じです。清潔感のある髪型と服装で、好印象をもってもらえるような身だしなみを心がけましょう。当然ですが、髭や派手なメイク、ラフすぎる服装はNGです。Webカメラに映らないからといって、下半身はラフな恰好で良いと思う方もいるかもしれません。しかし、何らかの拍子で映ってしまう可能性もあります。さすがに室内で革靴を履く必要はありませんが、上半身、下半身ともに、面接に適した服装や身だしなみを心がけましょう。
音が鳴る可能性のあるものはオフに
面接中はスマホはマナーモードにして、音が鳴らないようにしておきましょう。着信音やバイブレーションの振動音が面接官へ聞こえてしまうかもしれません。当然、面接中にスマホを触るのはNGですが、音を消していても通知ランプが点滅しているのが視界に入ると気が散る原因となります。別の部屋やカバンの中に入れるなど、視界に入らない場所に置いておきましょう。スマホ以外にも、タブレットや時計のアラーム音など、音が鳴る可能性のあるものは事前に確認してオフにしておきましょう。
Web面接中はパソコンの操作はしない
Web面接を受けているときに、パソコンでメモを取る人もいるようですが、あまりお勧めはしません。自分が思っている以上に、キーボードを叩く音が面接官に伝わり不快な思いをさせてしまいます。また、印象もあまりよくありません。もしメモを取りたいときは「メモを取らせていただいてもよろしいでしょうか?」と断りを入れてから、手書きで紙にメモをとりましょう。
面接の最初と最後は座って挨拶をする
Web面接でよく疑問を持たれるのが挨拶の仕方です。面接の始まりと終わりに挨拶する時に、立つべきなのか座ったままでいいのか、迷う方が多いようです。基本的にはWeb面接での挨拶は座ったままで大丈夫です。立って挨拶をしてもカメラのフレームから外れて、面接官からは見えなくなる可能性が高いと思います。また、立つかどうか迷いながら挨拶をしても、不安なのが伝わってしまいます。自信をもって堂々と座って挨拶しましょう。本番前にちゃんと声を出して、何度か練習しておくといいでしょう。
Web面接での注意点
Web面接では、せっかくビジネスマナーを守っていても、カメラやマイクなど機材に問題があれば印象が悪くなってしまいます。よく聞くWeb面接の失敗談などを踏まえて、注意点をまとめました。面接に限らず、お客様とのオンラインでの打合せなどでも注意しておいた方が良い内容です。普段のオンラインでの会議やミーティング、商談時の自分の状況と比べて、当てはまるものがないか確認してみて下さい。
目線のズレに注意、カメラを見て話す
Web面接の際に画面(相手)を見て話すのか、マイクを見て話すのか迷う人が多いようです。基本的には以下のポイントに気を付けて話をしましょう。
・自分が話すときはカメラを見て話す
・面接官の話を聞くときは画面を見て、ときどき相槌をうつ
画面を見ながら話すと、こちらは目を合わせているつもりでも、面接官の画面から見ると目線がズレてしまいます。ちゃんと目が合うようにカメラを見て話をしましょう。そして、面接官が話をしているときは画面に映っている、面接官の目を見て話を聞きます。また、「しっかり聞いている」という印象をもってもらうためにも、適度に相槌をうちながら話を聞きましょう。
上から目線になっていないか注意
いつも通り机の上にノートパソコンを置いてWeb面接を行うと、カメラの位置が低くなり、面接官側からは見下ろされているように見えてしまいます。上から目線で話をしているように感じられて、話し方や身だしなみがバッチリでも、それだけで悪い印象を与えてしまいます。スマホやタブレットなど、デバイスが小さい場合はさらに注意が必要です。スタンドや台を使って、目線と同じ高さにカメラがくるように調整しましょう。また、高さだけではなく角度にも気を付ける必要があり、なるべく自分の顔と平行になるように設置しましょう。
声の大きさとトーンに注意
面接では声のトーンや大きさも強く印象に残ります。オンラインでの面接では、普段より少し大きな声で話すようにしましょう。必ずしもマイク付きのイヤホンは必要ではありませんが、パソコンに内蔵されているマイクよりも通話品質は良くなるので、必要であれば面接官に断りを入れてから使用しましょう。
人の第一印象は「視覚」と「聴覚」でほぼ決まると言われています。最初の挨拶は、声のトーンとボリュームを少し上げて、笑顔ではきはきと挨拶するよう心がけましょう。
今はオンライン上で模擬面接が経験出来るサービスもたくさんあります。実戦形式でWeb面接の練習が出来るので、経験しておくと自信にもなります。不安な人は一度試しておくと良いでしょう。
余計なものの映り込みに注意
雑音と同じで、自分が思っている以上に身の回りが広く鮮明に映り込んで、相手に見えています。Web面接の際に、壁に貼ってあるポスターや散らかった部屋が映ると印象も良くありません。ポスターなど飾ってあるものは事前に外し、余計なものが映り込まないように、壁が背景になるように、パソコンやカメラを設置しましょう。
部屋が暗いと表情も暗くなる
印象を良くするために気を付けたいのが「照明の明るさ」です。いつも通りの照明で、自分では暗くないと思っていても、Webを介すと相手側の画面には暗く映りがちです。昼間はカーテンを開けていれば部屋は明るいかもしれませんが、逆光になると顔が暗く映ります。必ず部屋の照明は点灯して、出来ればさらに明るく映るようにデスクライトなどの補助の照明器具も用意しましょう。顔が明るく映れば、面接官の印象もアップします。
ONthe UMEDA(Web会議、テレワークに最適なコワーキングスペース)
今回はWeb面接を行う際のマナーや注意点についてまとめました。声の大きさや部屋の明るさ、相槌を打つタイミングなど、本人は些細な事だと思っていても相手の受ける印象は大きく変わります。もしWeb面接を受ける機会がある方は、ここで書いたことをチェックリスト代わりにして、しっかりと準備して面接に臨んでいただければと思います。
大阪・梅田駅から徒歩5分、ホワイティうめだの一角にあるコワーキングスペース『ONthe UMEDA(オンザ ウメダ)』。
Wi-Fi設備も整っていて、10~20人が入れるような大会議室もあれば、一人で使えるような小会議室も利用可能です。テレワークの場としてはもちろん、Web面接でも安心して利用できます。「自宅に落ち着いてWeb面接が行えるような場所がない。」「家のネット回線が不安定で心配。」そんな方も多いと思います。「ONthe UMEDA」はドロップイン(非会員)でも利用出来るので、どんな雰囲気か一度試してみたいという方も大歓迎です。
店舗情報
店名:ONthe UMEDA(オンザ ウメダ)
住所:大阪市北区曽根崎2-16-19 メッセージ梅田ビル 1階
アクセス:東梅田駅 1番出口 直結/梅田駅 徒歩5分
電話:06-4397-3135
営業時間:8:30~21:00(最終入館 20:30)
定休日:年末年始および年数回のメンテナンス日
HP:https://onthe.osaka/