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大学や課外活動でたくさん経験を積んで、支援を必要としている人の手助けが出来る人になりたい。

ONtheに関わる人々、利用する会員様にスポットを当ててその人生に迫るインタビュー特集「穏坐な人々」。今回は関西大学の社会安全学部に所属されている、濱崎真乃さんにお話をお伺いしました。ベトナムに住んでいた中学生時代の話や、大学で学んでいること。そしてインターンシップなど、積極的に取り組んでいる課外活動の話などについてお聞きしました。「穏坐な人々」では初めての学生会員の方へのインタビューです、是非ご覧ください。

インタビュアー / コータロー

関西大学2年生 / 濱崎 真乃
関西大学の社会安全学部に所属。中学生の頃にベトナム住んでいた経験があり、途上国に興味を持つ。現在は、学科の勉強以外にもインターンシップや起業活動などの課外活動も積極的に行っている。趣味・特技はダンスで、幼稚園の頃からクラシックバレエを始め、高校では創作ダンス部で活躍。ジャズダンスで全国大会に出場した経験もある。映画と恐竜が好き。

「発展途上国」に興味を持つきっかけとなった、ベトナムでの生活

− 本日はよろしくお願いします。学生の方にインタビューさせていただくのは初めてなので、凄く楽しみにしていました。

よろしくお願いします。実は私もライターをやってるので、何か吸収出来るものがあれば、と思ってインタビューを受けてみようと思いました。

− 吸収ですか、そういわれるとちょっと緊張しますね(笑)。大学は今何年生ですか?

今2年生になります。関西大学に通っていて、学部は「社会安全学部」に所属しています。

− 社会安全学部ってどんなことを学ぶんですか?

防災とか減災、地震や感染症などの自然災害や社会災害をどうすれば防げるのか。企業のリスクマネジメントとかも含めて「安全安心を追求する」っていうのが社会安全学部の方針です。法学、政治経済、経営学、心理学、統計学、工学など、いろんな分野を網羅して問題解決能力を高めましょう、っていう学部です。

− 今はリスク管理とか注目されてるし、凄く面白そうですね。僕は大学は経営学部でしたが、ただ入りやすいからっていう理由だけで選びました(笑)濱崎さんは、なぜ社会安全学部を選ばれたんですか?

中学生の頃、父の仕事の関係でベトナムに住んでいた時期があるんですけど、その時の経験がきっかけで途上国や、途上国開発に興味を持つようになりました。「この国もいずれ日本やアメリカみたいに発展して行くのかな。」ってよく考えてましたね。

途上国って防災とか耐震対策が不足しているから、日本だと防げるような災害でも被害が大きく出てしまう。そういう社会問題とかを知って、防災や減災について学びたいと思いました。

主な課外活動

・心の病を抱える親を持つ子どものサポート「CoCoTELI(ココテリ)」

− 大学の授業はコロナの影響とかありました?

はい。入学した時から始まったので、1年生の時はほぼオンラインで、2年生も半分くらいはオンライン授業ですね。

− 入学して1年目が丸々オンラインっていうのは、なかなか大変でしたね。

そうですね。ただ、私は学校の授業以外にも他の事を色々やってるので、自分の時間を使いやすくて良かった面も多いんです。これは「CoCoTELI」っていう、心の病を抱える親を持つ子どもの支援団体なんですけど、そういうヤングケアラーの子たちが対象の団体を運営しています。今登記に向けて動いていて、学生起業家を目指して頑張っているところです。

− 学生起業ですか、凄いですね。支援っていうのは、具体的にはどんなことをされてるんですか?

中学、高校、大学の子どもを対象に、週に一回同じ立場のような子ども達でオンラインで集まって、悩んでいることを相談し合ったりしてます。それで共感を得たら、一人じゃないんだよって気付いてもらえるきっかけにもなるし、一人で抱え込まずに誰かと話して少しでも気持ちが楽になってもらえれば、そういう思いで活動をしています。

・海外人材の採用支援「ONE TEAM」

− このラグビー日本代表のパンフレットは?

これは海外人材の採用支援をしている「ONE TEAM」っていうプロジェクトで、学生メンバーとして参加させていただいてます。社長がラグビー経験者で選手とも繋がりがあるということで、社長の思いと、ラグビー日本代表の写真が掲載されたパンフレットになっています。

「CoCoTELI」で起業するにあたって、社会課題を解決する企業のビジネスモデルとか、どういう仕組みで会社が運営されているのか、というのをちゃんと知っておいた方が良いなって思いました。それで、インターンシップ先を色々探して関わらせていただくことになりました。

・大学生チームが作った「SDGsダイヤリー

あと、こんなのも作ってます。「SDGsダイヤリー」っていうんですけど。「株式会社Plala」っていう関西学院大学の学生が起業して作った会社が作ってるんですけど、一緒にやろうよってお誘いを受けて、このダイヤリーの制作に関わらせてもらってます。

− 「SDGs」今凄く話題ですよね。これは市販もされてるんですか?

はい。ネットでも購入出来ますし、阪急百貨店とかでも取り扱ってもらってます。ヴィーガン料理(※1)のこととか、エシカル(※2)なこととか、情報がたくさん詰まってるので読み物としても面白いと思います。

− 大学の授業を勉強しながら、これだけ課外活動もされてるって凄いですね。僕も学生の頃、アルバイトは少しやってましたが。

あ、アルバイトもしてます(笑)塾の講師と、家庭教師をやってます。

− 凄い・・・。多分、僕の倍くらい働いてますね(笑)

(※1) ヴィーガン:「完全菜食主義者」のこと。肉だけではなく、卵や乳製品を含むあらゆる動物性食品を避ける。
(※2) エシカル :直訳すると「倫理的な」という意味。法的な縛りがなくても、みんなが「正しい」「公平だ」と思うこと。

「ONthe」は、大人の人が頑張ってる姿が見れる場所

− ONtheに来るようになったきっかけって何だったんですか?

ONtheに入った時は「CoCoTELI」しか課外活動をしてなくて、人脈を作りたいって思ったのが一つ。それと、学校の課題とか、色々作業したり勉強したりする場所が梅田に欲しいなって思ってました。

毎回スタバとかに行ってたら、その都度お金がかかるし、席も確保できるか分からない。雑音もあるから集中できなかったり、色々と時間のロスになるんですよね。だからWi-Fi設備があって、集中して作業が出来る場所を梅田で探して来させてもらったって感じですね。

− どれくらいのペースで来られてるんですか?

週に一回くらいは来てますね。作業が溜まってて、「このままじゃ締め切りに間に合わない・・・。」っていうような、タスクを爆速でこなしたい時の駆け込み寺みたいな使い方もしてます(笑)。

− ONthe以外のコワーキングスペースは利用されたことがありますか?

学生が無料で使えるコワーキングスペースがあって、そこはたまに行きますね。運営してるのも学生なんですが、やはりONtheの方が設備も整ってます。それに、ONtheは意識の高い社会人の方が集まって作業されてる感じで、頑張っている大人の人の姿を拝見出来るので、凄く刺激になります。

− なるほど、それは学生の方ならではの視点ですね。

あと、たまにイベントとかも開催されていて、アート展みたいなのをやってたりするんですけど、そういうの凄く好きなので絵とかカードケースとか買っちゃいますね(笑)

将来は自分が成長できる場所で働きたい

− 今はまだ2年生ということですが、大学卒業後のことも考えられてるんですか?学生起業に向けて頑張ってらっしゃるということですので、それを続けていく感じでしょうか?

せっかく新卒カードも使えるので、就職はしたいと思ってます。もちろん、今起業に向けて頑張ってる「CoCoTELI」もずっと関わり続けていくつもりです。でも、支援者になるにはやっぱりお金は必要だと思うので、ちゃんと稼げるようにはなりたいですね。

− 業種とか、どういう業界で働きたいとかも決められてるんですか?

やっぱり「途上国に興味がある。」っていうのが根底にあるので、ベトナムとかタイとか、アフリカでもいいんですけど、そういう発展途上国に支社とか、関連会社があるような企業がいいですね。お願いしたら配属してもらえるかもしれないので。

− ということは、将来は日本を出てそういう国で働きたいということですか?

そうですね。中学生の頃にベトナムに行ったときは、適応能力がなさすぎて、結構しんどかったんです。食べ物があまり美味しくなかったり、すぐ停電したりとか、清潔感も日本と比べるとやっぱりちょっとキツイなって感じることが当時はいっぱいありました。でも、今になって考えると楽しい生活だったなぁって思うし、自分が凄く成長できる環境だったなぁって思うんです。

日本人学校に通ってたんですけど、みんな凄く優秀でバイリンガルで英語もペラペラ。必死で頑張らないとついていけませんでした。そういう周りとの差を感じながら、揉まれて日本に帰ってきました。そしたら、ベトナムではついていくのも必至だったのに、地元の大阪の学校では立場が逆転して、出来る方のグループに入ったんです。

どういう環境に身を置くかって凄く大事だなぁって思いました。だから、仕事でも自分が成長できるところに行きたいですね。

編集後記

初めての学生の会員の方とのインタビューでしたが、読んでいただければわかる通り、「しっかりしてはるなぁ~。」というのが率直な感想。「大学時代は遊んどいた方が良いよ。」なんてオジサン臭いことを言ってしまいそうになりましたが、思わず引っ込めました(笑)。文字数の都合で省きましたが、友達と食事に行ったり、映画(アクションものが好き)を観たり、息抜きの時間も作っているとのことですのでご安心を。

「ONthe」や、「ONtheで作業している社会人」が学生の方にはどのように映ってるのかなど、普段は聞けない貴重な話も聞けて凄く新鮮でした。濱崎さんが途上国に社会や経済の発展の可能性を感じたように、僕は濱崎さんのお話を伺って、とても大きな可能性を秘めた人だなと感じました。

「気軽に声を掛けて欲しいです!」とのことでしたので、子ども支援の「CoCoTELI」、海外人材の「ONE TEAM」、「SDGsダイアリー」などに興味を持たれた方は、是非話し掛けてあげて下さい。

濱崎 真乃さん:Twitter

精神疾患の親をもつ子どもの支援団体

CoCoTELI(ココテリ)
https://cocoteli.com/

学生営業組織による、外国人材サービス

ONE TEAM
https://one-team-project.jp/

「今日からできるSDGs」ダイアリー

SDGsダイアリー
https://sdgsdiary.thebase.in/items/54627055

(文:コータロー、写真:今井剛)