外国人住民・外国人従業員には英語でなく「やさしい日本語」でのコミュニケーションが有効です。
今回は日本在住20年以上で多文化共生に関する研究者、
桃山学院教育大学 教育学部教育学科准教授のオチャンテ・ロサさんをゲストに迎え、日本語教師の船見さんとの対談で多文化共生と言語習得のコツについてお話を繰り広げていきます。
現在、日本には外国の方が約300万人住んでいます。
入国制限が緩和され、今後ますます増加すると予想されています。
そんな今だからこそ、外国人の方と友達になるチャンスです!
「やさしい日本語」でコミュニケーションを図ってみませんか?
多文化共生社会を構築する上で、コミュニケーションがとても重要です。
今回登壇していただくオチャンテ・ロサさんは中学生のとき日本語が話せない状態で来日されました。
その後、日本でキャリアを切り拓き、現在は移民二世の研究者として大学でご活躍されています。
フリーランスの日本語教師の船見さんとオチャンテ・ロサさんをゲストに迎え、
多様性を受け入れる社会のヒントについて、参加者さんを巻き込みながらお話を伺いたいと思います。
こんな方におすすめ
・外国人住民の方と日本語で交流したい方
・保育園、幼稚園や学校の先生
・職場に外国人スタッフがいる方
・外国語を勉強している方
・将来、留学や仕事など海外で活躍しようと考えている方など
――――――――――――――――――――――――
◆ご案内
SNSなどでイベント報告をするためのお写真を撮らせていただく場合がございます。差し障りがある方はスタッフにお知らせくださいませ。
★ONtheのキッチンカウンターでコーヒーなどを飲みながらお話を楽しむ交流企画です。日常的に出会いと繋がりが創出できる場として開催しています。ぜひお気軽にお立ち寄りくださいませ!
開催場所
ONthe UMEDA
大阪市北区曽根崎2-16-19 メッセージ梅田ビル 1階
※1階入口よりお入り頂き、受付でお尋ね下さい。
プロフィール
船見和秀
フリーランスの日本語教師(日本語教師歴28年)
&やさしい日本語エバンジェリスト
日本語教育で「誰もが暮らしやすいまちづくり」をサポートした
いという想いで「やさしい日本語」の社会的な普及に取り組んで
います。市役所・観光業・飲食業などで働く人たちや日本語
ボランティアの人たちに、「やさしい日本語」の研修を数多く手掛け
てきました。
また、外国につながる子どもへの日本語指導にも、力を入れて
います。
地元の三重県伊賀市で地域日本語学習支援活動
(日本語ボランティア)を27年間続けています。
オチャンテ 村井 ロサ メルセデス
桃山学院教育大学人間教育学部 人間教育学科准教授
ペルー リマ市に生まれ、15歳の時に来日。中学校3年生に編入し、定時制高校を卒業。
三重大学大学院を修了し、三重県で外国人児童生徒巡回相談員を経て、
現在桃山学院教育大学人間教育学部で准教授を務め、ニューカマーの子どもたちの教育研究を行っている。
また、三重県を中心に多文化共生や国際理解に関わる活動に参加すると共にNGO「大阪ラテンアメリカの会」会長として南米支援の翻訳・通訳等を行っている。
(桃山学院教育大学 人間教育学部 人間教育学科 准教授)
専門は国際理解教育、ニューカマー児童生徒の教育、キャリア教育。
5年以上に渡り三重県内の小・中学校で外国人児童生徒巡回相談員として、外国人児童生徒を支援。
論文として、
「高等学校中途退学の現状と生徒指導の課題―外国人児童生徒における体験からの考察―」
『人間教育学研究』4巻(単著、2016年)、
「ペルーと日本を『移動する子どもたち』の学校生活とアイデンティティの揺らぎ-いじめ、
適応にあたっての困難な体験からの考察-」
『奈良学園大学紀要』9巻(単著、2018年)、
「移民第二世代の進路選択・キャリア形成支援における課題―三重県の事例を中心にー」
桃山学院教育大学研究紀要第3号(単著、2020年)、
「視覚的言語自伝に見る移民 1.5 世の複言語主義-被支援者から支援者への道のり-」
『多言語化する学校と複言語教育 複数の言語と文化を生きる子どもの教育支援』(共著、明石書店、2022年)等、多数。